第4話

うーんなんというかこの画面中に溢れる気恥ずかしさが見ていて疲れてしまう。今回に限った話ではなく。それはたぶん他のラブコメと違って、シリアスをギャグに転調させて雰囲気の安定化を図るということをしていないからだと思う。逃げることなくリアルな恋心を見せるという意味ではそれは倫理的に正しい態度であるようにも思えるけど、決して爽快ではないし次回もまた見たいとは思わない。

それでも世界を救うとか大きなストーリーがメインならばそういった恋愛の表現もいいアクセントになりそうなものだけど、ひたすら気恥ずかしい画面を連続してみせられるというのはあまりいいものではないように感じる。

小説の場合は文字で内容が与えられるから直接的に恥ずかしい印象は受けないけど、アニメだとダイレクトにそれが伝わってきてしまうというのもあると思う。

でもそういった印象を一貫して受けるというのは作りがしっかりしているということだし、何だかんだ言って屋上のシーンは感動的だったので、もうちょっと様子を見てみようと思う。