第2話

さすがに速すぎる展開だとは思うけど、情熱渦巻く青春物語をラブコメのフォーマットで飽くまで軽く描くという作品の方向性をはっきり提示できていたのは良かったと思う。

この作品の主役二人は関係が恋人に近いけど恋人でないという点で微妙だけど、二人とも性格がはっきりと受け身か能動的かに区別できないという点でも微妙で、そういったバランスを崩さずにキャラ描写をするのが難しそうに見える。だから少しセリフや演出を間違えば二人や二人の関係のイメージが崩壊してしまいそうで、見ていてハラハラしてしまう。今回まではそういうイメージが崩れた印象は受けなかった。最後までこの微妙なイメージを維持してくれると傑作になると思う。

あと釘宮理恵堀江由衣の起用は前回は違和感を感じたけど、今回の話を見てやっぱりこれでいいんだと思った。