第9話

一国の問題が個人的な恋と友情の問題に左右されるという、ゼロの使い魔らしい正当なファンタジーものの展開でとても良かった。(こういうのは最近現れたセカイ系と呼ばれるけど、そんなのずっと前からなかったか?)特に見所はアンリエッタとルイズの恋心で、彼女たちの一挙一動が微妙な心の動きを表してるから目を離せない。

マリコルヌという古典的なギャグキャラがやたら出てきたのも印象的だった。オタクも腐女子も相手にしそうもないキャラがこんなに新鮮だとは思わなかった。牢獄での男三人、女一人という状況も非常に健全に感じた。最近のアニメはオタクや腐女子に媚びるか、これまでにない作品を模索するかのどちらかがほとんどだけど、こういう古典回帰もいいんじゃないかと思う。