第19話 「二次に本質あり」

初期の良かった頃のらきすたが戻ってきたように思った。これでいいのです。脈絡なく流れていく大量のネタ、適度なパロディと適度に心温まる、決して押し付けがましくないエピソード。

このままの空気感で何事もないままシリーズを終えて欲しい。

これまでは中途半端に冒険的な表現が多くてどうしても落ち着いて見れなかった。冒険するのはかまわないのだが、それが単発で次の話では元に戻ってたりするという一貫性のなさがどうにも気になってしょうがなかった。

EDがふざけてるのは、個人的には全然かまわない。EDっていうのはもともと感情移入して本編を体験した後に、現実に自分に戻って、誰が作っていたのかを確認したり、本編の内容を反芻したりするためのものだから、制作者が遊んでいても、それは作品世界の侵害には感じられない。むしろ制作者の地声が聞こえてくるようなEDの方が嬉しかったりもする。

なので、本編の最中に作品の外部の声を画面に表示するニコ動は、感情移入を徹底的に妨害してるわけだから、個人的には絶対に受け入れられない。