第8話 「私じゃなくても旺盛」

体育祭の各シーンやらつかさの笛を吹くシーンなど出来のいい凝った演出を見るたびに初期の徹底的に抑制された構成や演出が懐かしくなる。どうも山本寛の引いたレールが新しい路線とぶつかってどっちつかずな作りになってるように思う。

ファンサービスのつもりなのだろうが、露骨なパロディーやリアルとリンクしたネタは作品内のリアリティを侵食し始めてるように思う。主題歌CDも非常に良く売れてるようで話題作りとしてはさすがにハルヒ京アニというべきだが、肝心の作品の中身に注目がいかないのには初代ネギまのような気分の悪さをかんじてしまうなあ。