第1話 「逃げる女」

「遺言あったらどうぞ」

まずOPが良かった。色使いの面白さと梶浦サウンドがマッチして独特の雰囲気を作っていた。最初の方のロリっ子達が走ってるのも可愛らしくてよかった。なんかの伏線になってるんだろうけど。

本編は「お約束」と一くくりにされてしまいそうだけど、導入としては十分に良く出来てたと思う。まずキャラが常識的な考えをもった人と不思議ちゃんという組み合わせなのは、別に特に珍しいことじゃないけど、常識人がいるというのは大切なこと。そうでないと、世界観に親しみをもてなくなってしまう。「ヒロイック・エイジ」は正にその点、メインキャラらしい二人が両方とも不思議ちゃんで世界観が空中に漂ってるように感じてしまった。ナディはありふれたキャラだけど、それゆえに感情移入しやすい。これからもナディの視点を通して、まだよくわからないエリスや、全体の世界観を理解していけるかと思うと安心する。

ストーリーとしても、賞金稼ぎと賞金首の逃避行の開始という骨格のストーリーを明確に見せながらも、世界観の広がりを感じさせる謎が散りばめられていて先の話の興味を十分に持てるものだった。この異国風の世界観で梶浦サウンドをバックに旅をするのを見られると思うとそれだけでワクワクする。死んでくれたばーさんのおかげで旅をする動機もバッチリ。

あとOPでも本編でも蹴りのアクションが良かったなあ。脚ってなんかいいですね。