第9話 「クリーンチュルナイ!」
「クリーンチュルナイ。」
今回は、超潔癖症の国というファンタジーらしい設定の面白さに加え、助けた相手に恩返しされて主人公の勇気と優しさが生かされていた点や、リーフの機転など魅力的な展開もあり、割と普通に楽しめる回だった。ただとにかくチープな印象を与えるつくりであるのが、いつものことながら残念。ネズヌクの単純なキャラデザや、「指の間ゴシゴシ」や例の文句などの明らかに不適切な直訳調、異常な風習の理由の説明が皆無であることなど、子供をなめてるようにしか思えない。
「クリーンチュルナイ。」
今回のMVPは断然バルダで、これまでの不甲斐なさが嘘であるかのように、一行唯一の大人として異民族に対して無礼ないように振舞っていた。それに対してこれまで活躍しっぱなしだったジャスミンの子供じみた礼儀知らずさは見ていて痛くなるほど。さすがに今回はバルダがいなければみんな死んでいたところ。リーフも大活躍だし、こうやってお互いの欠点を補いながら冒険していくのが仲間なんですね。
「クリーンチュルナイ。」
とにかく今回は謎を振りまけるだけ振りまいたわけだけど、次回どれだけ解決されるんだろうか。できればなぜチュルナイ族がなぜこんなにきれい好きであるのかという由来を上手く絡めた展開だといいと思う。この手のファンタジーはそういう物語の深みがないと。
「クリーンチュルナイ。」
「クリーンチュルナイ。」
「クリーンチュルナイ。」
