獣医ドリトル 第1話

原作未読。口は悪いが腕は超一流の獣医の恐らく1話完結お涙頂戴もの。今回は猿みたいのと猫と馬の治療話やら訴訟やら。

原作は読んでないけど、漫画をそのままドラマにしただけという印象で、あまり話を自然に感じられなかった。

大筋のプロットはイージーなお涙頂戴ものではあるものの、悪くはないと思う。しかし細部の粗が目についた。例えば獣医の信頼性が重要な問題になるところで、それを示すための証拠を一切挙げずに信じたり信じなかったりしてるのに、明らかに無理を感じた。

また主人公の獣医の性格と話し方や猫の飼い主の父親の性格もオーバーすぎて不自然だった。マンガやアニメだったらこういうのもありだとは思うけど、生身の人間が喋ってると無理に感じる。

なんか妙にカッコいい花菱医師もどうかと思ったし、井上真央という女優の演技だけが自然で、一人でドラマを自然な方に押し戻していたように思う。

リアルさを求めるというよりは、水戸黄門的にパターン化された登場人物の行動やストーリーをそういうものだと割り切って楽しむべき作品だろう。

一応動物と人間の関わりというテーマらしきものも示されているので、それが今後発展して取り扱われるのかもしれない。あと悪役の伏線があったので、そこも今後取り扱われていくはず。その辺はちょっと楽しみではある。