ギルティ 悪魔と契約した女 第1話

表の顔は真面目でつつましいペットショップ店員、裏の顔は復讐のために嬉しそうに人を殺す犯罪者である女に、投げやりな雰囲気の刑事が近づいて行く話。

雰囲気はスタイリッシュかつ大げさな演出で見せるサスペンスドラマという感じ。この雰囲気は好き嫌いがはっきり分かれると思うけど、僕はあまり好きにはなれなかった。

その雰囲気と同調して登場人物の性格やセリフもわざとらしく、そこも嘘くさくて僕は好きになれなかった。例えばその刑事がかっこつけたようなセリフを言うときとか、そのペットショップ店員の裏の顔の演技など。

あとストーリーがわかりづらかった。例えば刑事がなんの捜査をしてるのかずっとよくわからなかったし、ペットショップ店員が人を殺す動機がいまいち納得できなかった。無期懲役の刑をなすりつけられたから関係者を殺すというのは普通に考えてやりすぎだろう。それをこれから明らかにしていくと言うことなのだろうけど、どうも1話見た後の後味が悪い。

あと殺人シーンのトリックがインパクトはあるものの粗雑すぎた。電車のシーンはいくらでも止める手段があっただろうし、子供を落とすシーンはなぜ本物を使わなかったのかがよくわからなかった。

演出の迫力はいいと思うんだけど、それが全然活かされていない感じ。