Q10 第1話

ゴミ捨て場で拾った外見は女の子のロボット(Q10)の世話を主人公が押しつけられるという話。舞台の中心は学園。

雰囲気は中高生向けの青春学園物。主人公のポエチックな独白で感動を呼び起こすアレ。

まずそのQ10の話し方があまりにもステレオタイプすぎて、話が嘘くさくしか感じられなかった。中高生向けとは言え、いくらなんでも視聴者を舐めすぎだと思う。

ストーリーに不自然なところが多く目についた。SFというのは、一つ特別なSF的設定があって、それを除けば現実と同じようにドラマの現実が進行するべきだと思う。例えばQ10がなぜ学校に通わなければならないかがよくわからなかった。

その不自然さが原因でせっかくの青春学園物としての感動を呼びそうなシーンも、どうもシラけてしまい感動できなかった。

学校の空気感、生徒の行動や言動、町並み、家の中の生活感、といった背景美術的なものはとても生々しさが感じられるもので、それは良かった。

ただ全体としては話に不自然さが感じられるのが原因でやはり楽しめなかった。