えむえむっ! 第2話

嵐子の悩みとその解決への道のり。

まず嵐子のキャラクターに一貫性が感じられなかった。普段は気弱な雰囲気なのに、ツンデレモードになると強気になるというのが不自然に感じた。

全体的にストーリーやセリフ回しが陳腐すぎだったと思う。定番の展開も見せ方次第で面白くなるはずだけど、特に魅力的な見せ方はなかったと思う。嵐子が悩みを持ち始めたきっかけは特に陳腐で何の感慨もわかなかった。原作ではもっと詳しい心理描写などがあるのだろうと思う。

そのつまらなさの原因の一つはそのかっこよくて悪い先輩が現実にはありえないほどの紋切り型の悪人だということがあるけど、それと似たような問題点として、太朗の家族もあまりにも現実にはありえなさそうなキャラクターで、作品のリアリティをひどく弱めているように感じた。

嵐子の笑顔や悩む表情なんかはぐっと来たんだけど、それが上手く機能していなかったと思う。