第7話

クリスマス〜初詣。初回から軽音部の軽音部としての活動を追ってきて、ある程度盛り上がって来て、さてこれから山場! と思ったところで突然後日談的な話になってしまうというのはどうなんだろうか。恐らく初回からの軽音部としての活動の発展の物語というのは、原作から付け加えられたものだと思うけど、その付け加え方が中途半端にだったんじゃないかと思う。

それとは別の問題として、個人的には姉妹が何のしがらみもなく仲良くしている描写には何の興味も引かれなかった。やはりこの作品の作風は肌に合わない。例えばアニメのスクールランブルで姉妹が仲良くしているのに抵抗がないことを考えると、問題になっているのは性や関係の種類の問題ではなく、作風の問題だろう。

好みの段階で受け入れられないと、いくら出来が良くても素直には楽しめない。にもかかわらずこの作品が非常に人気があるように見えるのは、自分の好みが世間からずれてしまったとだろう。が、意外と騒いでるのは一部の人だけでこの人気に違和感を感じている人も多くいるのかも知れない。

しかし作風の好みの問題とシリーズ構成の是非の問題が別問題であることは、強調しておく価値があるように思う。