第4話

構成的には人間の感情はあまり描かれていなかったけれど、効果音や音楽の使い方、印象的なロングのカットの多用でまるで映画を見ているように印象的だった。車で突っ込むシーンも面白かったし、結構このシリーズは意欲作なんじゃないかと思う。

異生物の母親は特にエピソードは描かれていないんだけど、彼女が口ずさんでいて最後にはBGMになっていた日本的なメロディがなんとなく母親とか故郷的なイメージを喚起させて、よくわからないが説得力があった。最後の涼子の大胆な構図で描かれたシーンも、説明的なセリフはないけれどその構図のせいか涼子が女として何か深く思うところがあるように見えた。