第12話 「聖夜に捧げるレクイエム」

温泉回と比べると、匹敵するほどではないが同じ方向性でかなり面白かった。この作品はシリアス回より日常話の方がずっと面白い。シリアス回になるとストーリーがややこしくなってしまってどうも頂けない。その点を除けば出来のいいシリーズなので、今回のような単純な話では結構楽しめる。

しかしクリスマスの原義がどうとか原作では地の文でなされてる説明は完全に省いてしまった方が良かった。理屈っぽくなると楽しい話の流れが切断されてしまうように感じる。シリアス回でも原作の複雑な説明を思い切って省いたらずっとアニメとしては見れるようになるんじゃないだろうか。

あと教会で歌う歌をオリジナルソングに変更したのは良くなかった。いきなり誰も知らないような曲をあたりまえのように歌うのは不自然に感じて、そこでかなり萎えてしまった。オリジナルを使うにしても、その曲を皆が知ってるのが自然になるように構成して欲しかった。