富野「萌え系アニメよりも萌えさせる自信がある」

萌え系アニメよりも萌えさせる自信がある - トボフアンカル・ミニ・メディア(T:M:M)
富野由悠季インタビューの引用記事。要約すると

  • 萌えアニメはパターンの踏襲でなく、「萌える」シーンに行くまでに脈絡を持たせて視聴者の心の準備をさせる作り方をするもの。
  • ②現在の萌えアニメの声優は癪に障るような声で、声とセリフはワンパターンだから、萌えに癒しを求める視聴者は満足しない。自分が萌えアニメを作るとしたらもっと落ち着いた優しい声の声優を使う。
  • 萌えアニメは、違う性格を持つキャラクターの絡み合いの構図をきちんと作ったバラエティーショーであるべき。
①と③に関しては同意。要は萌えアニメをやるにしても普通のエンターテイメントの手法が使われなければならないということ。②については普通の人にとっては癪に触る声でもアニメファンは慣れてしまっているので今のままでいい。でも落ち着いた声には言う通りに癒しがあるかもしれないからはっきりとはいえない。だから言ってる事はほとんど妥当。根本的に「萌え」の定義を理解していないように見えるがそれはオジさんだからしょうがない。しかし、

...たとえば美少女物を作れと言われても、やれないことはないと思うんです。「パンチラを本気でやってください!」と言われれば、それをうまく見せる自信はあります。

と美少女ものとパンチラを結びつけるのは明らかに考えが古い。今の萌えアニメではパンチラはほとんど重要視されていない。むしろ避けられている。萌えには流行があり5年も経てば期限切れになるもの。これでは萌えアニメを作るのは自分で言っている通り、「実際にやったことはないので、うぬぼれている」といわざるを得ない。