えむえむっ! 第2話

嵐子の悩みとその解決への道のり。

まず嵐子のキャラクターに一貫性が感じられなかった。普段は気弱な雰囲気なのに、ツンデレモードになると強気になるというのが不自然に感じた。

全体的にストーリーやセリフ回しが陳腐すぎだったと思う。定番の展開も見せ方次第で面白くなるはずだけど、特に魅力的な見せ方はなかったと思う。嵐子が悩みを持ち始めたきっかけは特に陳腐で何の感慨もわかなかった。原作ではもっと詳しい心理描写などがあるのだろうと思う。

そのつまらなさの原因の一つはそのかっこよくて悪い先輩が現実にはありえないほどの紋切り型の悪人だということがあるけど、それと似たような問題点として、太朗の家族もあまりにも現実にはありえなさそうなキャラクターで、作品のリアリティをひどく弱めているように感じた。

嵐子の笑顔や悩む表情なんかはぐっと来たんだけど、それが上手く機能していなかったと思う。

神のみぞ知るセカイ 第2話

エルシィとのドタバタと金髪令嬢(?)編前半。

エルシィとのドタバタは主人公が理由なくもてる無理な設定で、エルシィの拒否も承認も大した根拠のない適当な展開なのに、メチャクチャ面白かった。かけ合い演出の完全勝利だと思う。

後半の金髪令嬢青山美生の話はまだこれからなので次回に期待。

後半の話をみて思ったんだけど、このアニメにおいては主人公が誤らない、すなわち「神」のように振る舞えるというのがこの話の前提となっているみたい。悩めるエロゲヲタの成長物語を期待するのはお門違いということのよう。

セカンドバージン 第1話

子持ちの仕事に生きる中年女(鈴木京香)と野心に満ちた既婚の若手キャリア官僚が(長谷川博己)と恋に落ちていくまでのの過程を数ヶ月単位で時系列で見せていく話。

NHKだけあってストーリーはとてもわかりやすい。小学生でも置いてきぼりになることはないと思う。

しかしストーリーは主人公たちの仕事が進んでいく過程などが丁寧に描かれていて興味深くもあるんだけど、ただ予定調和に進んでいくだけで驚いたり感動したりする展開はなかった。一番重要であるメインの二人が恋に落ちる感情については、ほとんど理解できなかったし、まったく共感できなかった。どう見てもかませ役の深田恭子の方がいいと思う。気の利いたセリフのつもりらしきセリフがいくつかあったりしたが、いまいち面白みを感じなかった。

どうもカテゴリーエラーのようです。