侵略!イカ娘 第9話

てるてる坊主と早苗正常化と野球。

今回は三つともとても面白かった。

一つ目と三つ目はイカ娘を中心としたシチュエーションコメディとして安心して楽しめた。特に三つ目は、この作品の設定を与えられれば誰もがやるであろう展開の連続で、安定感が強かった。

二つ目はブラックユーモアを十分に楽しめた。脱線しすぎるのはよくないとこれまで言ってきたけど、早苗はこれまで散々登場してきたので、その後でこういう変化球を見せられるのは問題ない。

流れ星 第7話

手術開始まで。

梨沙が兄にドナーになるつもりはなかったと言ったことやわざとらしいセリフから、梨沙は悪党で詐欺を働いていたと前回が終わった段階では思ったのだけど、違ったようだった。

兄についてはシリーズ当初の印象では妹はどうでもいい詐欺師で、前回終了時では妹を愛する詐欺師という印象だったけど、それは間違っていないよう。

今回の健吾の婚約破棄は、理由がいまいちよくわからなかった。相手を気遣ってのことなのか、梨沙が気になって元の婚約者はどうでもよくなったのか。後者だったら健吾はゲス野郎ということになる。

藭谷医師の心変わりもいまいち納得できなかった。藭谷医師が梨沙の真意を知る話なんてあっただろうか? あったかもしれないけど覚えてない。

臓器売買の問題は藭谷医師の一言であっさり解決してしまって拍子抜けした。せっかくなのだから関係者一同窮地に追い込まれて危機一髪でそこを脱するぐらいの派手なエピソードが見たかった。

愚痴ばっかりだけど物語は着実に進行していて全体としては楽しんで見れた。

フリーター、家を買う 第7話

千葉ダウン&復活。

千葉への励ましの言葉が羅列されるくだりは、一番盛り上げたいところだったんだろうけど、あまりにもわざとらしすぎて完全にシラけてしまった。誠治が急に思い立って千葉の所に急ぐようになった理由もわからなかった。

そもそも自力ではなく仲間の助けでスランプを脱するというのは、誠治に対する社会人の手本としてはよくないのではないか。

誠治が仕事は怖いものだという事実を受け入れていく一連の過程は、誠治の社会人としての成長物語としてよかったと思うし、楽しめた。

神のみぞ知るセカイ 第9話

図書委員編前編。

優柔不断なキャラの過剰な内面の声を視聴者に聞かせる野心的な演出はとても共感できて、よくできてると思った。それ以外の幻想的な演出もいい雰囲気を出していたと思う。

ただし1話完結を期待してるアニメにしては、展開が冗長すぎる。映画だったらこれでもいいけどテレビアニメでやられるとどうしても不満を感じてしまう。

秘密 第4話

帰省と賠償額決定と納骨。

帰省、納骨の両エピソード共にこのドラマの状況だからこそ見せられる人の死の受け入れ方が丁寧に描かれていて、とても印象的だった。今回だけでもこのシリーズを見ていて良かったと思う。

賠償金方面の話は賠償額は決定したものの、幸薄そうな奥さんとの話が進まなくて多少不満だった。

侵略!イカ娘 第9話

友達の招待とメイクと早苗VSシンディ。

今回は全体的に面白かった。一つ目はイカ娘が恐がるのが多少強引過ぎるように感じたのと、ピンポンダッシュの件が投げっぱなしになってしまっているのが気になったけど、イカ娘の勘違いがまあイカ娘らしいと言えばイカ娘らしい勘違いに思えて楽しめた。二つ目はメイクという主題のシチュエーションコメディとして文句なく面白かったし、三つめも勢いがあって面白かった。

鳩山とかムンクの叫びとかの水島努のギャグアニメらしい脱線も適度で良かった。