流れ星 第6話

涼太の死と梨沙と梨沙の兄の真意。

涼太の死はあっけなさすぎたように思う。前回マリアを助けることによっていいところを見せたことと今回の長い落語でスポットライトを浴びたから、もう死んでも涼太が活躍しないまま舞台を降りてしまったということにはならない、ということで一応話の体裁は整っているように思うけど、実感としてはなんだか物足りない。

梨沙と梨沙の兄には裏の真意があったということが確定でいいと思うけど、これまでその裏の真意を匂わせる伏線があまりないように思えて、なるほど、というよりは単に意外で拍子抜けしただけだった。見返せば梨沙と梨沙の兄の内面を表すような演出はなかった、ということがわかるのかもしれないけど、実感としてはやはり拍子抜けしただけだった。

健吾が自分のエゴで行動していたかもしれないと言うことを悩むのも、あまり共感できなかった。妹の命を助けることと、自分が犯罪者として生きることを妹が心配しないで済むことを天秤にかけたら、前者の方が重いのは明らかすぎると思う。

これまでと違って状況が把握しづらいまま終わってしまったので、次回もうちょっとわかりやすくなることを期待したい。