神のみぞ知るセカイ 第4話

桂馬がバグが原因で続行不能なギャルゲに挑戦する話。

今回はこれまでとは趣向が変わってリアルヒロインの話ではなく、桂馬がギャルゲ攻略する姿から桂馬の性格を見せようとするもの。

ギャルゲの描写は徹底的にリアル志向だった俺妹とは違い、かなり作劇上の都合によるフィクション的な要素が多いものだった。でもこれはこれでありだと思う。一方でしつこいループの観念的な表現はなかなか実際の感覚を彷彿させるものだったりした。

今回の趣旨はギャルゲに打ち込む桂馬の一途さを視聴者に見せること、またはエルシィがそれを理解したことを視聴者に見せることなわけだけど、その両方とも十分に成功していたと思う。桂馬の決めゼリフはぐっと来たし、桂馬を見つめるエルシィにも共感できた。

時々見せるエルシィのコミカルな表現もとても可愛かった。

シリーズ全体の構成としても、ここで桂馬側の性格を掘り下げたのは、作品世界に馴染むためによかったと思う。

今のところこのシリーズは文句なしに面白い。