ミラクルトレイン」第一話。女性向け駅擬人化アニメ。

とにかく不自然な展開だらけで全然面白くはなかったのだけれど、ここでは昨日も書いた主人公の異常な状況への順応の見せ方について書こと思う。

この話の(恐らく今回限りの)主人公はある異常な事態に陥るのだが、そのことに対して驚かず、その状況から抜け出そうともしない。また、その状況を作り出したであろう人間に会っても、怒りもしつこく問い質したりもしない。それが昨日書いたけんぷファーのように不自然かというとそうでもなくて、僕の印象では主人公があまりに頭が悪すぎて状況に適切に対応できないように思えた。(一応引っ込み思案という設定はあるものの、それだけではこの無気力な対応は納得できない。)そう捉えれば主人公の描写は一応自然に見える。

それに感情移入できる視聴者がいるとすれば、その主人公のひどい頭の悪さを自分のことのように感じれる人でなければならない。そしてその異常事態の中では逆ハーレム的な状態になるので、このアニメは女性が感情移入して見ることを期待しているはずである。ということは、僕の印象が正しいとすれば、このアニメにおいてはひどく頭の悪い女性が見ることが期待されているということになる。しかし、いくら何でもそんな頭の悪い視聴者はいないように思う。

というわけで、このアニメのやりたいことは何だかよくわからない。